シルガード 1回 28,600円
(3回の接種が必要です)
【★HPV(ヒトパピローマウィルス)とは】
ヒトパピローマウィルス(HPV)は、性交渉のある女性の半数以上が生涯で一度は感染すると(今のところ)考えられている一般的なウィルスです。
しかし子宮頸癌ばかりでなく、膀胱癌、咽頭癌、肛門癌、膣癌、外陰癌のほか尖圭コンジローマというイボなど多くの病気の発生に対して、大きく関わっていることが分かってきています。このHPVには多くの型が存在し、その中の一部が癌発生にリスクが高い型だということがわかってきています。
最近、女性20代の死亡率2番目を占めるほど子宮頸癌が増えてきていることもあり、問題視されています。日本では毎年1万人の女性が子宮を失い、3000人が亡くなっています。
【★日本の子宮頸癌ワクチンの現状】
現在、日本全国の小学6年生から高校1年生まで無料接種できるワクチンは、「サーバリックス」と「ガーダシル」の2つです。
サーバリックスはHPVのうち、2つの型(16、18型)に。ガーダシルは4つの型(6、11、16、18型)に対するワクチンになっています。この2つのワクチンでは、子宮頸癌の65%程度の発生抑制しか期待できません。
そのため海外ではガーダシル9(Gardasil9)というHPV9つの型(6、11、16、18、31、33、45、52、58型)に対応し、90%に対応するワクチンが主流になっています。(アメリカ、イギリス、オーストラリア、フィンランド、中国、韓国など、HPVワクチンが認められているほとんどの国においてです。)